指練習の教材を使ってみましょうか?



私が教えたことがある、また現在レッスンに通ってきているオトナの生徒たち、
また、知り合いのピアノを習ったり演奏をしているアマチュアピアノ弾きの
みなさんによく聞く話ですが、
「どうも思うように指が動かなくて…」
ということを言われることが多いです。



また、「今まで曲だけを先生に見てもらっていたんですが、ネットで調べた
(または友人に聞いた、など)ら、ハノンとかいう指の練習の本があるそうですね。
ああいうの、やったほうがいいんでしょうかね」
などと相談されたりします。

結論から言うと、やらないよりはやったほうが指は動きます。
ただ、指練習、いわゆるフィンガートレーニングの教材は、やり方によっては、
機械的な作業になりがちですので、「つまらない」「息が詰まる」という感想を
もたれることも多いですし、やり方を間違えると意味がなかったり、時間が無駄だったり
もします。



良く使われるのは
「ハノンピアノ教本」(各社)
「リトル ピッシュナ」(ピッシュナの練習曲もあるが、初心者はこちら)
「バーナム ピアノテクニック」(全音楽譜出版社)
また、オクターブ練習ばかりの「クラーク」、中級以上向けの「コルトー」などもあります。



オトナの方でも使いやすいと私が感じるのは「バーナム」。大体8小節程度の短い練習曲、
生徒たちがよく「ハリガネちゃん」と呼んでいる、棒人形のイラストつき、
ハリガネちゃんはアクティブな人のようで、階段の手すりをすべりおりたり(グリッサンド)
3段抜かしで階段を飛び降りる(オクターブ跳躍)など、さまざまな動きを見せてくれます。
どんな指練習の本を使うとよいか、は、あなたの先生と相談してみてくださいね。


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